微細構造表面の構築方法の開発と応用展開

リンクル表面材料の開発

乾燥によってキトサンフィルム表面に微細なリンクル(しわ)表面が得られる現象を発見し、その知見を基に様々なリンクル表面製造手法の開発を行ってきました(今のところ、乾燥によるリンクル形成を合理的に制御できている世界で唯一の研究グループです)。細胞培養基材への応用など、リンクル材料の利用方法の開拓も行っています


キトサンを用いるDDSの開発

ガンのような難治性疾患の治療や患者のQOL (Quality of Life) 向上を目的に、薬物を目的のタイミングで目的の場所に届ける『ドラッグデリバリーシステム(DDS)』の開発が求められています。当研究グループでは、本学獣医学科や医学部と連携しながら、カニ殻から得られる生体高分子であるキトサンを素材に用いて、新しいDDS用素材の開発に取り組んでいます。